私は生まれつき脳性麻痺があります。
小さい頃から、周りと同じようにできないことがあったり、人からいろいろなことを言われたりすることがありました。
そのたびに周りの目が気になり、自分に自信を持てなくなることもありました。
そして、意識療法士の方と出会うまでは、自分に障害があることを、どうにかして隠したいという気持ちがとても強くありました。
「障害のことを言われたくない」
「周りに気づかれたくない」
「普通に見られたい」
そんなことばかり考えていました。
人からどう見られているのかが気になり、外出することさえ嫌になることもありました。
それでも、変わらない夢がありました
中学生の頃から、福祉の仕事がしたいと思っていました。
高校生になっても、大学生になっても、その夢が変わることはありませんでした。
大学を卒業したあと、念願だった障害児通所施設に就職しました。
ずっとやりたかった福祉の仕事だったので、私なりに一生懸命頑張りました。
でも、「迷惑をかけないようにしないと」「もっと頑張らないと」「ちゃんとしないと」と、自分でも気づかないうちに無理をしていたのだと思います。
心と身体に、不調が出るようになりました
働き始めて7ヶ月ほど経った頃、心と身体に不調が出るようになりました。
食事もまともにできない。涙が止まらない。頭痛や吐き気がする。身体がだるくて、毎日がしんどい。
そんな日々を過ごすようになりました。
ずっと夢だった仕事だったので、辞めることにもたくさん悩みました。
それでも続けることができず、退職しました。
その後、二つ目の職場で働き始めました。
環境が変わっても、私はまた、「頑張らないと」「周りに迷惑をかけたくない」と思いながら過ごしていました。
そして、二つ目の職場でも体調を崩しかけました。
意識療法®との出会い
そんなときに出会ったのが、意識療法®でした。
それまでの私は、自分の気持ちよりも、「人からどう思われるか」ということを気にして過ごしていたように思います。
意識療法と出会い、自分自身と向き合っていく中で、「私は本当はどうしたいんだろう」「私は今、どう感じているんだろう」と、自分の気持ちにも少しずつ目を向けられるようになりました。
そして、ずっと隠したくて仕方がなかった自分の障害についても、少しずつ向き合えるようになりました。
この経験を、誰かのために
脳性麻痺があることも、これまで悩んできたことも、仕事を辞めたことも、全部私が経験してきたことです。
それなら、この経験を誰かのために活かすことができないかな、と思うようになりました。
身体のことで悩んでいる方。周りの目を気にして頑張りすぎてしまう方。誰にも言えない気持ちを抱えている方。
そんな方が、少しでも安心して過ごせる場所をつくりたい。身体だけではなく、心にも寄り添える場所をつくりたい。
そんな思いから、リンパ整体「ぽのか」を始めました。
脳性麻痺のある施術者として
私は脳性麻痺のある施術者です。
もちろん、苦手なこと、難しいこともあります。
でも、自分自身が身体のことで悩んだり、人の目を気にしたり、頑張りすぎて心と身体の調子を崩した経験があるからこそ、分かる気持ちもあると思っています。
これまで隠したいと思っていた経験も、今では誰かに寄り添うための一つになればいいなと思っています。
ぽのかが、毎日いろいろなことを頑張っている方にとって、少し力を抜いて、ほっとできる場所。安心して帰ってこられる場所。
そんな場所になれたら嬉しいです。